大学で研究室を持って研究を行う、というアイデアは、岩崎さんや安倍さんと「デンソーグループのソフトウェア研究開発の先端部門としてITLABはどうあるべきか」というテーマで、社内で議論した中から生まれました。
顧客ニーズに密接に寄り添う研究は重要である一方で、これまでの技術の在り方をがらっと変えるポテンシャルを秘めた創出型研究を強化していきたい思いがありました。わたしたちはそのポテンシャルが大学にあるのを感じ、先端研究のさらに先端をやる「出島」としての機能を大学の中に創る構想を持ちました。
その当時、社内で画像認識や深層学習の分野で創出型研究のネタを一番たくさん持っていたのが私でした。2014年から東京工業大学の松岡聡先生とスーパーコンピューターによる深層学習の大規模並列化の共同研究を実施していたご縁もあり、東京工業大学での共同研究講座開設が決まりました。