ITLAB では研究対象・目標ごとに「クラスタ」をつくります。先端研究は研究者が最も理解しているからこそ、クラスタは研究者の誰もが起案できます。起案には研究すべきと考える課題・達成できること・必要な技術を盛り込んだ「ビジョン」と呼ばれる計画書をまとめます。この計画書を元に議論し、社会課題の解決につながるストーリーの妥当性が確認されれば発足へ。研究者はどのクラスタにも自由に加入できますし、複数所属も可能です。テーマ毎に一人ひとりが独立して研究する形をとっていますが、研究の推進力を高めるために協力会社と連携し研究を進めることも。
InterviewITLABの研究スタイル
働く時間や仕事の進め方は、ライフスタイルに合わせて社員自身が調整できます。
裁量労働と在宅勤務制度により、各自のペースでメリハリのある働き方が可能です。自分のスタイルで研究に没頭できるだけでなく、子育てと仕事をうまく両立したり、趣味を極めたりと、自律した研究者ごとのワークライフバランスが実現できます。
上下の階層を排したフラットなティール型の組織構造を導入。その目的は、研究者 が研究に専念できる環境をつくるためです。研究に関する部署は、研究開発グループという大きな器がひとつあるだけ。部署の代わりに研究ごとのクラスタ、研究以外の組織運営を担う各種委員会があります。管理職のいない組織では、研究者同 士の360 度評価を基盤として、全社貢献、研究成果、自律性が重要な指標となります。
Interviewティール型組織
ITLABでは、論文執筆や学会発表にとどまらず、学会活動への参加 を強く奨励しています。企業研究者とアカデミックなキャリアの両立が可能です。研究成果を社外に発信し、分野の進化や業界の技術発展に貢献することを目指します。さらに、学会運営などの活動も重要な貢献として評価されます。これらの方針から、研究者が必 要と判断した国内学会への参加は制約なし。自由に学会活動を行い、知の交流を広げることができます。
Interview学会への貢献
チーム(クラスタ)やテーマ、専門の垣根を越えた自由な議論が日常的に生まれる風土。議論を通じて新しい研究テーマやコラボレーションにつながることもしばしばあります。
InterviewITLABの研究スタイル